音声分析編集ツール AR207 FUL/STD


☆AR207には、高機能版としてAR207-FULと標準品としてAR207-STDがあります。
☆それぞれの違いおよび、共通の特徴などをご覧ください。

AR207-FUL と AR207-STD
AR207-FUL AR207-STD
専用AD/DAボードを標準装備し、音源のサンプリング、分析・編集を行い、データをOTP内蔵音声LSIおよびEP-ROM書き込むための音声分析編集ツールです。
スタジオ録音した音源、CDなどの音源から任意の音声編集を行い、沖音声LSI用データ作成を行う場合にお勧めします。
お手元のパソコンの音源ボードと音源加工の機能をご利用いただき、データをOTP内蔵音声LSIおよびEP-ROMに書き込む事ができる低価格なツールです。
既存のWAVデータなどから沖音声LSI用データ作成を行う場合にお勧めします。
VoicePro3(AR207専用音声分析編集ソフト)

音声編集画面(データのサンプリング、試聴と加工)
(AR207-FULの画面イメージです)


組み替え再生画面(当社ソフトの最大の特徴です)
(AR207-FULの画面イメージです)


ROMファイル作成(沖音声LSI用のHEXデータを作ります)
(AR207-FUL、-STDに共通の画面イメージです)



AR207の機能・特長
接続(AR207-FULとAR207-STDは接続が異なります。)
AR207-FUL AR207-STD
AR207-FUL本体とパソコンをUSB接続します。AR207-FUL本体のLINE-INはCDなどの外部音源に接続し、LINE-OUTは外部のアンプSPを接続します。 AR207-STD本体とパソコンをUSB接続します。
AR207-FULは音声のサンプリング(またはWAVデータ)→加工→音声編集→音声評価→HEXデータ作成までを一貫して行えます。ROMライタで汎用EPROM、OTP内蔵沖音声LSIの書き込みが行えます。 AR207-STDには音源を作成する機能は含まないので、お客さまのパソコンの機能に依存します。WAVデータからHEXデータを作成します。ROMライタで汎用EPROM、OTP内蔵沖音声LSIの書き込みが行えます。



ハードウェアー諸特性
AR207-FUL AR207-STD
VoicePRO3対応のOS Windows98/2000/Me/XP
サンプリング周波数Fs(kHz) 4.0 , 5.3 , 6.0 , 6.4 , 8.0 , 10.6 , 12.0 , 12.8 , 16.0 , 21.3 , 32.0 , 11.025 , 22.05 , 42.7 , 44.1 , 48.0 [kHz]
(高いFsはパソコンの処理速度で制限されることがあります。)

参考:サンプリング周波数と音質の関係
X
インターフェース USB(12Mbps)
入力・出力 入出力共にステレオミニジャック
入力インピーダンス 10Kオーム
出力負荷インピーダンス 1Kオーム
(SPアンプ内蔵してないので、アンプ内蔵SPでモニタします。)
X
AD/DA 16bit/2ch X
S/N 入力80dB、出力70dB X
LPF 通過帯域 0.40Fs

参考:LPFと音声の通過帯域
X
周波数特性 30Hz〜0.40Fs ±3dB X
電源 5V、500mA以下(USBから供給)

サポートデバイス
★対応音声LSI★
MSM6372, 6373, 6374, 6375, 6376, 63P74
MSM6295
MSM5205
MSM6258
MSM6585
MSM6378A, 6379
MSM6388
MSM6588
MSM6688
MSM6650, 6652, 6653, 6654, 6655, 6656, 6658A, 66P54, 66P56
MSM9802, 9803, 9805, 98P05, 9800
MSM9841, 9842
MSM9831
ML2213, 2215
MSM2500
MSM9810, 9811
ML2240

★書き込み対応OTP内蔵音声LSI★
MSM66P54
MSM66P56

★対応汎用ROM★(書き込み動作確認済み)
*1Mbit ROM
Am29F010 AMD
MBM27C1001A FUJITSU
HN27C301 HITACHI
HN27C301A HITACHI
HN27C101 HITACHI
HN27C101A HITACHI
TMS27C010A TI
TC571000D TOSHIBA
TC571000A TOSHIBA
M27C1001 ST


*2Mbit ROM
Am27C020 AMD
MSM27C201ZB OKI
TMS27C020 TI
M27C2001 ST

*4Mbit ROM
HN27C4001 HITACHI
MX27C4000 MACRONIX
MSM27C401AZB OKI
M27C4001 ST
TMS27C040 TI

*8Mbit ROM
AT27C080 ATMEL
uPD27C8001A NEC
M27C801 ST

VoicePro3の機能

☆VoicePro3はAR207用の音声分析編集ソフトウェアーです。
AR207がUSB接続されていないPC環境では正常には動作致しません。
☆VoicePro3はAR207-FULハードウェアーが接続された状態で音源からのサンプリング、波形加工、音声編集された音声などの音聞き評価、音声データなどのファイルからHEXデータ作成が可能です。作成したHEXデータから、汎用EPROM、OTP内蔵の沖音声LSIの書き込みが出来ます。
☆VoicePro3はAR207-STDハードウェアーが接続された状態では、存在する音声データなどのファイルからHEXデータ作成が可能です。作成したHEXデータを、汎用EPROM、OTP内蔵の沖音声LSIへ書き込みが出来ます。

VoicePro3を立ち上げるとランチャーが表示されます。各機能間の行き来が容易に出来ます。

ランチャー各機能
波形編集
音声などのサンプリング、波形加工、ファイル化などを行います。
組替再生
複数音声ファイルなどの繋がり、整合性の確認をします。
ROMファイル作成
各ファイルからHEXデータを作成します。全ての沖音声LSI を標準でサポートしています。
ROMライタコントロール
作成したHEXデータを汎用EPROM、OTP内蔵沖音声LSI の書込みなどを行います。
WEBリンク
弊社ホームページからサンプル音声、擬音などのデータを必要に応じてDownLoad して使用するなど、便利な機能です。今後もWEBサイトのさまざまな利用を進めます。(インターネット接続可能な状態の場合)




AR207 と SOPアダプタ-


AR207は汎用EP-ROM、OTP内蔵の音声デバイスにデータを書きこむためのDIPソケットを実装しております。
MSM66P54/P56 などのSOPパッケージ音声デバイスに書き込むためには、別途専用のSOPアダプター(別売)が必要です。
SOPアダプター(別売)の実装に際してはピン位置を間違いないように固着する必要があります。(左図参照)
なお、パラライタ(10ヶ書きこみ)用のSOPアダプターとは異なりますので、ご注文の際にはご注意下さい。


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