コントロールキット

ML2250コントロールキット
ML2250コントロールキット概要
ML2250コントロールキットはML2250ファミリのデータを作成するために必要な機能を網羅した製品一式です。
【一般呼称】
ML2250コントロールキット
ML22Q54ソケットボード(別売)
【形式名称】(ご注文時には、この名称をご使用ください)
ML2250CTL KIT
ML22Q54PSB
【キット一式(同梱)】
ML22Q54 Eva Board
USB ケーブル
AC アダプター
CD-ROM(Emu2250(CTL KIT専用ソフト))
「ご使用上の注意」などの書類
(これ以降の図では、ソケットボードが実装された状態で表示する)

ML22Q54 概略機能(ブロック図)
最初にML22Q54の機能の概略を説明します。ML22Q54は、ML2250ファミリの中でFlashROM内蔵した少量生産、短納期生産、評価用に適した音声LSIです。
左のブロック図に示すように、CPUインターフェース回路、4MbitFlashROM、2/4bitADPCMのデコード、8/16bitPCM、2chのミキシング機能、2音独立のVolume、DigitalFilter、1bit(PWM)および14bitのDAC回路、OSC発振回路などから構成されています。なお、CPU-I/Fは、パラレルとシリアルが選択可能です。
これらから、CPUインターフェース回路を経由して、内蔵FlashROMへの音声データ書き込み、音声の再生、音量の調整ができる事が理解できます。
ML22Q54緒元抜粋
電源 2.7-3.6V
原発振 4.069MHz
Aout負荷Z 50kオームmin
DAO出力Z 23kオームtyp
出力電圧 Vdd-0.5max
パッケージ 44Pin-QFP
フレーズ 256
再生方式 2/4bitADPCM2
8/16bitPCM
PWM
ROM 4Mbit
Fs 4-48KHz
音量調整 29段階
2chミキシング
ML2250ファミリについて
ML2250ファミリは以下のようなメモリ容量、種類があります ☆詳しい資料はこちら!
型名 ROM容量 メモリの種類 発声時間(4bitADPCM,Fs=8kHzの場合)
ML2251 0.5Mbit Mask 16.1秒
ML2252 1Mbit Mask 32.2秒
ML2253 3Mbit Mask 98.0秒
ML2254 4Mbit Mask 130.5秒
ML2256 6Mbit Mask 196.1秒
ML22Q54 4Mbit 内蔵Flash 130.5秒

ML22Q54 コントロールキット
ML22Q54コントロールキットは、ML2250ファミリの評価、ROMコード開発、データ書き込みに使用します。
ML22Q54 EvaBoardには、ML2250ファミリの機能の確認に必要な端子、切り替えジャンパ、外部MPUコネクタ、PCから専用のソフトでコントロールするUSBポートなどがあります。専用ソフトでHEXデータを作成し、お手元のPCからUSBポート経由でML22Q54の内蔵4MbitFlashROMに書き込み、音質評価、コントロールなどを行います。
ML22Q54 EvaBoard上のML22Q54を外部からコントロールするためには外部機器をEXT-MCUに接続します。ターゲットのシステムのデバグなどに使用します。
FlashROMへの音声データ書き込みを行った後にOFF-LINEでKEY-SWによる評価ができるので、営業デモする場合は事前に書き込みを行って持ち歩く事ができます。
ソケットボード(Option)を使用すればML22Q54の書き込みツールとしても使用できます。(左図白の囲み部分)
☆詳しい資料はこちら!
ハードウェアPDFファイル
ソフトウェアPDFファイル
ML22Q54 EvaBoard緒元および付属品
外部電源 5〜12V
SP出力 約0.1W (8オーム)
寸法 110X150(mm)
オプション ML22Q54ソケットボード
付属品 USBケーブル1.8m
専用ACアダプター
(AC-IN 230Vmax)
専用ソフトウェアー
EMU2250

ML22Q54 EvaBoardブロック図
ML22Q54 EvaBoardは、概ね左図のように構成されています。
ML22Q54は基板に実装されていますが、・・・で接続を示すOPTIONのソケットボードにも実装出来ます。実際の開発に当っては、ML22Q54 EvaBoardを書き込み器として使用できることから、Optionのソケットボードが必要になる場合が多いと思われます。
図中「・・・SubBoard」はソケットボードを実装した状態では基板上に実装されたML22Q54はignore状態に切り替わる事を示しています。
ML22Q54 コントロールキットのコントローラとしてML66Q525を使用しています。PCによるコントロールはUSBポート経由してML66Q525にコマンドを与える事で実現しています。

ML22Q54コントロールキットを用いた開発手順(1)音声データ作成
ML22Q54コントロールキットでの開発に先立ち音声データを準備します。
音声データ作成は通常AR207(左図)を用いる事になりますが、既存のWAVファイルをそのまま使用する事もできます。
弊社では録音から音声データなどの制作を賜ります。
または当社HPで公開する無償・有償サンプルデータを使う事もできます。
☆音声データなどのDownLaod
☆AR207については、こちら。
開発手順(2)音声データの書きこみ
音声データが準備できたら、専用ソフトEMU2250でFlashROMに書きこむバイナリデータを作ります。
バイナリデータはUSBポートを介してML22Q54内蔵のFlashROMにデータを書きこみます。
音声データの評価だけを行う場合にはOptionのソケットボードを使用しないで書きこみできます。
試作または少量品の開発のために、書きこんだデバイスML22Q54をターゲットで使用するのであれば、Optionのソケットボードを装着し、ML22Q54をソケットに実装して書き込むようにします。
左図はOptionのソケットボード装着時を示す。
開発手順(3A)音声データの音聞き評価1
バイナリデータをML22Q54の内蔵FlashROMに書きこんだら、専用ソフトEMU2250を操作して音聞き評価をします。
開発手順(3B)音声データの音聞き評価2
スタンドアローンで音聞き評価するにはキースイッチを操作します。
デバイスML22Q54の持つ機能の全てを確認できます。
開発手順(3C)音声データの音聞き評価3
外部MPUで音聞き評価するにはEXT-MPUコネクタに外部MPUを接続してコントロールします。
実際には、音声をコントロールするソフトのデバグに使用する事になります。
☆詳しい資料はこちら!
ハードウェアPDFファイル
ソフトウェアPDFファイル


ML22Q54 EvaBoardの説明




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