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ML2302コントロールキット
ML2302コントロールキット概要
ML2302コントロールキットはML2302のデータ作成、ML2302の機能評価するために必要な機能を網羅した製品一式です。
【一般呼称】
ML2302コントロールキット
【形式名称】(ご注文時には、この名称をご使用ください)
ML2302CTL KIT
【キット一式(同梱)】
EVABOARD MCU 01
ML2302 EVA BD
USB ケーブル
AC アダプター
CD-ROM(EvTool(CTL KIT専用ソフト))
「ご使用上の注意」などの書類

ML2302 概略機能(ブロック図)
ML2302は音声データ専用のメモリを使用しない録音再生のアプリケーション向きの音声LSIです。早送り、遅送り機能があり、録再に特化したLSIと見る事がでる。
左のブロック図に示すようにMICamp,LINEamp を有し、僅かな外付け回路でマイク入力、LINE入力できる。またAD/DAコンバータは分解能14bitである。沖電気独自のコーデック(圧縮伸張)、LPF、強力な外部インターフェース回路、さらに音声レベル検出機能がある。
外部インターフェース回路にはCPUインターフェース、FIFO,DMAC I/F,外部DA/ADコンバータとのシリアルI/Fがある。これらの外部インターフェース回路を使って様々な応用が可能である。
音声再生は0〜−80dBで音量調整でき、アンプ出力は8オーム、0.1Wである。
ML2302緒元抜粋
電源 2.7-3.6V
OPamp利得 Gopn=40dBmin
パッケージ 64Pin-TQFP
71PinW-CSP
再生方式 2,4〜8bitADPCM2
8/16bitPCM
Fs 4-25.6KHz
音量調整 0〜-80dB
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ML2302 コントロールキット
ML2302コントロールキットは、EVABOARD-MCUとML2302EVA BDおよび付属品からなり、ML2302の機能評価、制作した固定応答メッセージの評価などに使用します。
EVABOARD-MCUはML2302EVA BDの制御をするものであり、PCから専用のソフトでコントロールするUSBポート、手動でML2302EVA BDの制御するためのKey、表示部などがあります。音声データを記録する32MbitFlashROMを搭載しています。
ML2302EVA BDには、ML2302の機能の確認に必要な端子、マイク、LINE入力、SP、HeadPhone出力Jack、各入出力Volumeがあります。
FlashROMへの音声データ書き込みを行った後にOFF-LINEでKEY-SWによる評価ができるので、営業デモする場合は事前に書き込みを行って持ち歩く事ができます。
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ハードウェアPDFファイル
ソフトウェアPDFファイル
EVABOARD-MCU、ML2302EVA BD緒元および付属品
外部電源 5〜12V
SP出力 約0.1W (8オーム)
MIC入力 5.6kオームmin
LINE入力 1Mオームtyp
寸法 MCU:110X150(mm)
EVABD:75X90(mm)
付属品 USBケーブル1.8m
専用ACアダプター
(AC-IN 230Vmax)
専用ソフトウェアー
EvTool

ブロック図
EVABOARD-MCU+ML2302EVA BDは、概ね左図のように構成されています。
ML2302コントロールキット専用ソフトEVTOOLなどで作られた音声データはUSB経由でMCUのROMに記録され、MIC、LINE入力からの音声データはEVABD上のML2302でコード化され、CN1経由でMCUのROMに記録される。記録された音声データはCN1経由でEVABD上のML2302に送られ音声再生する。
専用ソフトEVTOOLを使用してPCからML2302EVABDを制御できる他、MCUのキーボードでの制御も可能できる。
MIC IN、LINE INはML2302の内蔵ampを使用しているので、内蔵ampの性能評価ができる。
ML2302コントロールキットのコントローラとしてML66Q525を使用しています。PCによるコントロールはUSBポート経由してML66Q525にコマンドを与える事で実現しています。
(参考)録音時間
4bitADPCM2 Fs=8kHz として約17分
16bitNLPCM Fs=8kHz として約4分16秒

ML2302コントロールキットを用いた開発手順(1)音声データ作成
ML2302コントロールキットでの開発に先立ち固定メッセージ用の音声データを準備します。
音声データ作成は通常AR207(左図)を用いる事になりますが、既存のWAVファイルをそのまま使用する事もできます。
弊社では録音から音声データなどの制作を賜ります。
または当社HPで公開する無償・有償サンプルデータを使う事もできます。
☆音声データなどのDownLaod
☆AR207については、こちら。
開発手順(2)音声データの書きこみ
音声データが準備できたら、専用ソフトEVTOOLでFlashROMに書きこむデータを作ります。
作られたデータはUSBポートを介してEVABOARD MCUのFlashROMにデータを書きこみます。
音声データの書き込みだけを行う場合であっても、ML2302EVABDは接続しておきます。
左図はML2302コントロールキット専用ソフトEVTOOLインストールしたPCとEVABOARD MCUがUSBで接続され、EVABOARD MCUにML2302EVABDが接続された状態を示す。
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開発手順(3)音声の直接録音
MSM9841EVABDのMICジャックにマイクロフォンを接続し、EVABOARD MCUを手動操作するか、USB経由でコントロールされるPCを操作して、直接EVABOARD MCUのFlashROMにデータを書き込む事ができます。
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開発手順(4)音声データの音聞き評価
音声データをEVABOARD MCUのFlashROMに書きこんだら、手動操作またはPCを操作して音声再生をし、固定メッセージ、録音音声の評価をします。
注意!開発手順(2)音声データの書きこみ2による手動操作でデータ書き込みしたデータの音声を音聞き評価する事はできません。
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ハードウェアPDFファイル
開発手順(5)総合評価
開発手順(4)までが終了したらデバイスML2302の持つ機能(早聞き、遅聞き、巻き戻しなどの機能全般)の評価確認します。
上記機能の早聞き、遅聞き、巻き戻しなどは全てMCUのキーボードに割り当ててあります。
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ハードウェアPDFファイル

開発手順(補足-応用)
ML2302は概略機能(ブロック図)の説明通り、音声データ専用のメモリを使用しないのが大きな特長である録音再生デバイスです。
専用のメモリを使用しないと言うのは、メモリ管理は外部依存する事と等価です。従って、音声データの管理はこのコントロールキットでは右図MCUまたはPCが行います。
製品例としてはプログラムと音声データが混在するメモリシステム、PCのハードディスクなどが想定できます。
MIC/LINE入力が可能で、データのサイズ(時間長など)も外部の制御に依存します。例えば、連続録音しながら最新の一定時間分を保存する事も可能です。あるいは音声レベル検出して録音開始する事もできます。同時に外部制御であるために、固定メッセージでガンダンスなどを再生し、録音再生機能で音声メールを実行するような用途にも使用できます。
ML2302ではゆっくり再生、早聞き再生、巻き戻し、音量の増減などの機能があり、MCUのキーボードで再現できます。それらの様子を右図で表しています。
ML2302使用した製品の回路設計、ソフト、音源/音声データの技術的相談、設計開発を賜ります。Mail

EVABOARD MCU+ML2302DEMOBOARDの説明

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